「仕事をしすぎてはいけない」という思い込み

人が生きていく時に、過去の思い込みをどうアップデートするのか?が大切です。

過去の思い込みとは、価値基準って言い方でも良いですし、マイルールって言い方でも構いません。中島の著書「もし世界がゲームだったら」では「感情プログラム」と名付けています。要は、自分の行動の指針となるものです。

人の行動原則は「痛みを避ける」「喜びを求める」の2つに分けられます。そのプログラムにより、人は行動しています。意識的な行動でも、無意識的な行動でも。

例えば、犬に追いかけられたり噛まれたり、痛みを感じた経験があれば、犬を避けるように行動します。

「犬=危険→避けろ」

ってプログラムが作動します。

逆に犬好きであれば

「犬=癒し→近付いて関わろう」

ってプログラムが作動するでしょう。

そのプログラムを作った時には必要だった事でも、今は邪魔をしてしまう事が多くあります。その時は必要だったプログラムも、時間が経つと不必要なプログラムになってしまうんです。

ですが、人には盲点があり、不要なプログラムの存在に気がつけない事の方が多いんです。習慣化して、無意識で行動しているようなプログラムは、盲点に隠れてしまい、そもそもその存在に気が付けず「行動できなかったり行動してしまったり」と自分自身をの言動に苦しんでしまう。

生きていく上で、その感情プログラムを書き換えていく事が大切な事です。

中島の役割は、クライアントさんの過去の思い込みに意識を向けさせて、今必要な思い込みにアップデートして自己肯定感を高めるサポートをしています。

もちろん、中島も人間ですので、日々葛藤しています。常にセルフチェックしていますし、当事者研究として、クライアントさんに寄り添うために、中島自身を対象として内省し続けています。

でもですね、見落とすんですね~すぐには気が付かないんですよね~

「仕事をしすぎてはいけない」

これは、中島が父子家庭二人暮らしを行ってきた時に作られたプログラムです。

仕事に没頭して、仕事で成果が出てくると、トラブルがが発生しました。

2度も。

こうなるとですね、仕事するのが怖くなります。

もちろん、最低限生きていくだけの収入は必要なんですが、それ以上となるとブレーキが働きます。

「仕事しすぎる=痛みが発生する→仕事をしすぎてはいけない」

ってなるんです。

でもですね、仕事をしたい!って気持ちはあります。

もちろん収入もそうですが、父子家庭二人暮らしで生きてこられたのは多くの人に支えられたからであり、子どもを社会へ送り出した今だからこそ地域貢献して恩を返していく必要があると考えています。

昨年度、子どもが社会へと旅立ち「オレもう仕事とかしなくても良くね?」なんて子どもロスにもなりましたが、そこから過去と今と未来とを見つめ直して、活動を広げてきました。

でも、心にブレーキがかかる。

働きすぎてはいけない

仕事しすぎてはいけない

市街の仕事を増やしてはいけない

クライアントさんを増やしてはいけない

アクセルを踏む自分と、ブレーキを踏む自分と、どっちもいたんです。

でも、習慣になって当たり前になって盲点に隠れているから、そのブレーキの理由に気がづけない。

なんで仕事できないんだろ?

困ってる人に中島の知識と経験を伝えたいのに・・・

選択肢が無い人に対して、選択肢を増やしたいのに・・・

応援してくれる人がいて、求めてくれる人がいるのに・・・

って思っていました。

内省して、様々な手法を用いて書き出してもしっくりこない。

むしろブレーキが強くかかるので、苦しくなる。

むう。

こりゃ、アプローチが違うな。

って思うのです。

「押してもダメなら、引いてみな」

言うのは簡単ですが・・・

・どこまで押して、どこから引くのか?

・どう押して、どう引くのか?

「何をやるか」だけではなく、「どうやるか?」「なぜやるか?」まで含めて思考する事が重要です。

そうやって思考を巡らせていって、やっと過去の思い込みにたどり着いく。

「仕事しすぎる=痛みが発生する→仕事をしすぎてはいけない」

その時は必要で大切なプログラムだったけど、もうアップデートするタイミングなんだよね。

「仕事をする=みんな喜ぶ→仕事をしよう!」

ってのが新しいプログラム。

もちろん他にも色々あるけれど、一度に全部は変えられないし、変えられないから進めないわけじゃ無い。上手くいくこともあれば、上手くいかないこともある。

「後悔しない決断を」

なんて言う人もいるけど、それって他人事だから言える事なんだよね。

決断はやっぱり怖いし、後悔だってしちゃうもんだよ。

でもね、自己選択した方が、受け入れられる。

他者依存した結果よりも、自己選択した方結果の方が受け入れられる。

決断するのも技術だから、決断する練習をしていくのが大切。

過去のプログラムをアップデートするのは怖いからね。

でも、人はいつでも、どこからでも、一歩踏み出せる。

今できないことは、未来もできないことじゃ無い。

過去できなかったことは、未来もできないことじゃ無い。

人はできない事はできないから、できる事を増やして、行動していく。

そうやっていくと、できない事だってできるようになる。

今うまくいかないなって感じたなら、やり方を変える時なのかもしれない。

押してダメなら、引いてみる

一旦その行動を保留して、別のできる事をやってみたら、それが「押してダメだったから引いてみた」って事になるかもね♪

と言うわけで、中島はもっともっと仕事して行きます!

やるぞ~!