皆さんこんにちは なかじまなび塾 の中島です。
このブログは「どん感な世界のあるき方」と題しまして、私と同じようにHSPの方や、内向的な方向けに、日々の生活を少しでも楽にするような情報をお伝えしていきます。
YouTube動画とも連携していますので、ブログと動画と、どちらもご活用下さい。
どん感な世界のあるき方 その1「世界は鈍感で出来ている」
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第1回である今回は「世界は鈍感で出来ている!」について、お伝えします。
なぜこのブログを書こうとしたかと言うと、
「中島が、今まで生き辛さを抱えて生きてきたから」
なんです。
思い返せば、保育園での年長の頃から、生き辛さの記憶があります。
なぜ、みんなには出来て
なぜ、自分には出来ないんだろうか?って。
なぜ、みんなは考えないのに
なぜ、自分は考えてしまうんだろうか?
自分以外の人が、カンタンにできる事がある。
自分以外の人は、やらずにいられる事がある。
自分以外の人にとっては当たり前の事なのに、自分にとって困難な事がたくさんありました。
「え?やればいいじゃん」
「難しく考えすぎだよ」
って言われる事も
「そんなに悩まなくていいんだよ」
「自意識過剰なんだよ」
とかもよく言われてきました。
他の人と違って、自分はダメな人間なんだ
他の人と違って、自分は価値のない人間なんだ
なんて思いながら、それでも、一歩一歩進んで、自分を成長させてきました。
小学校6年の夏に引っ越した時に、中学に上がった時に、高校へ上がった時に、就職した時に、変化タイミングでフツーの人になれるようにチャレンジを繰り返してきました。
それを繰り返していくと、職場では上司や後輩に限らず関わる方々から信頼を得て頼られるようになりました。彼女も出来て出会いと別れを繰り返しながら結婚する事ができました。
「もうフツーの人だな」
そう思いながらも、やっぱり考え過ぎて、でもそれを周りに気付かれぬように、噛み殺しながら生きてきました。
色々あって、離婚して、子どもを引き取って、親族がいない中で父子家庭2人暮らしを10年以上行い、子どもを社会へ送り出し子育てがひと段落しました。
その間に、技術系サラリーマンから、プロカウンセラーでありプロ講師として独立して、生きてきました。
自分の幼少期からの苦しみと、それを乗り越えるために多くの学びを実践してきた経験のおかげで、やって来れました。
プロカウンセラーとして、初めは学習法指導から、ライティングや面接指導、子育て相談、療育対応、パニック症状対応、対人関係対応、部活動指導、いじめ対応、不登校対応、学校との交渉・・・クライアントさんに相談された事は全て受け止め、対応してきました。
他にも、講師として、自ら開発した講座を主催し、企業や団体からの講師依頼を受けて研修講師を行い、学校で授業をしたり、新聞に載ったりテレビに出たり、仲間と共にNPO法人を立ち上げ理事長を務めています。
と書くとですね、成功しているように見えます?
まあ、正直前職の収入よりも全然少ないんですけど、でも人から求められ必要とされて中島自身の能力にお金を払ってくれる、そんな今の状況はとても充実しています。
でもですね、モヤモヤして、モジモジしたような「フツーの人になれていない」って気持ちがずっとありました。
多くのチャレンジをして、多くの壁を乗り越えて、それでも無くならない気持ち。
成長はしているんだけど、いちいち他者の評価を気にしてしまう。
「んーーーー、やってもやっても、本当にオレは気が小さいなぁ」
なんて思ってました。
でも、その悩みの答えの1つがHSPです。
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HSPとはハイリーセンシティブパーソンの略で、エレイン・N・アーロン博士が考案した言葉です。
本を読んで・・・
YouTube動画
この場で速読して本紹介 その81「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」イルセ・サン 著
Amazonリンク
鈍感な世界に生きる敏感な人たち
診断テストして・・・
HSP診断テストHSP
「おおおお!オレこれか!!確かに!!!」
って、衝撃を受けました。
自分の今までの思考が言語化されていて、納得感スゴイ!
その後も関連するであろう本を読み漁りました。
YouTube動画リスト「HSPの方にオススメ」
https://www.youtube.com/playlist?list=PLEkXbDprRRjCseFp54lhfTk6HaFByPNZU
本を読むだけでなく、自分自身を当事者研究として、知識を実践し実証してきました。
自分以外にも、カウンセラー、コーチとしてのクライアントさん、講座の受講生にも実践しました。
そこで構築したのが
「どん感な世界のあるき方」
です。
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HSP(Highly Sensitive Person)には4つの特徴があります。
Depth of Processing
思考が深い
Over Stimulation
過敏になりやすい
Emotional Responsiveness & Empathy
感情反応と共感性
Sensitive to Subtleties
些細な変化に気付く
この4つの特徴で、今まで中島が感じてきた生き辛さの説明ができます、
もちろん、それが正しい!とかって話ではありません。
医療的に、それこそ遺伝子調べて・・・ってとこまで解析されていない、自己申告レベルの話です。だからHSPが正解とか、正確かとか、とかそう言う話ではないんですよね。
そうの考え方こそが、意味があるんです。
なので、それだけでは、本に書かれている事だけでは説明できないことがあります。
例えば、HSPは5人に1人、と言われていますが、感覚的に、
「HSPは本当にそれだけか?もっと多く感じるんだが?」
と。
欧米と日本では、人種としての違い?、狩猟民族と農耕民族の違い?・・・
そこで中島は、新たに「中間」と言う概念で捉えています。
HSPと非HSP、だけではなく、その中間の特性を持っている人。
その割合も、2対8ではなく、2対6対2 で、多くの方は中間の特性を持っていると考えています。
区分けは、正確とか根拠とかのものではなく
「HSPの方が納得できる」
程度のものとお考えください。
また、HSPとは前述のHSP診断テストで
HSP 60〜
中間 20〜
非HSP マイナス
程度と考えています。
数字は、診断テストで非HSP側の回答をして、スコアがマイナスな方と話をして設定してますが、中間と非HSPが曖昧なのは
「中島はHSPであり非HSPを理解しきれないから」
だとお考え下さい。
さて、
HSPと他の特性の一番の特性は「思考の深さ」だと考えます。
色々と違いはありますが、3つの特性を区分けするものとして例えば、ネガティブな感情をどのくらい引きずるのか?どのくらい他者の視線を気にするのか?があります。
HSPと中間の境界は、ネガティブな感情をどのくらい引きずるのか?です。
もちろん、内容により異なりますので、一般論的にお考え下さい。
非HSPの人は、次の行動をするともう忘れます。
次の行動は、別の行動でも、場所が変わる、でもOKです。
なので、引きずったとしてもお昼ご飯食べたら忘れてる、感じです。
中間の人は、長くても寝たら忘れる、です。
講座に参加される方に多いタイプですので、色々と話を聞けます。
HSPは何日も、何ヶ月も引きずれるので、その話をすると
「え?それって疲れないんですか?」
とか言われますw
非HSPと中間の境界は、他者評価が気になる化?です。
非HSPの人は、もう気にしません。
自分がやりたい事、自分が言いたい事をやるだけ言うだけ。
その事に対して、他者にどう見られるか?は考えません。
考えていたとしても、中間やHSPのようには思考していません。
中間の方は、どう見られるか?を気にします。
なので、言いたい事は空気を読んで言う、むしろ言わない事の方が多いです。
親になると特性が強くなるケースが多いです。
1人の時は気にしてなかったけど、親になった途端に他者からの評価が気になるケースもあります。
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それを踏まえて、別のグラフに当てはめると、このようになります。
縦軸に、主張と強調。
横軸に、思考と行動。
HSPは、思考の主張側。
中間は、協調の中間側。
非HSPは、行動の主張側
HSPの人は、誰もやらなければ自分がやる、タイプです。
中間の人は、思考も行動も中間で、主張せずに強調するタイプです。
非HSPの人は、行動しまくり、主張しまくり、です。
なので、非HSPの人が主張して、それに中間の人が同調する、形となります。
すると、非HSPの主張が8割の人達の意見、となるんです。
それがHSPにとっての生き辛さでもあり、鈍感な世界が構成されている理由でもあります。
「何で、あんな自由な行動ができるんだろうか?」
と思ったのなら、相手をみてください。
その人は、非HSPですから。
2割の非HSPの自由な言動が当たり前なのが、今の世界なんです。
それをあなたが行っても、別に問題ありません。
もうすでにやっている人が居るんですから。
でも、別に、やらなくても良いんです。
ただし、2割の人達は私達のように言動に深い意味があるわけではありませんし、8割の人達は一晩寝れば忘れている、と言う「世界は鈍感である」と言う事実を知っておいて下さい!
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いかがでしたでしょうか。
今回お伝えした知識を、ぜひ日常で生かしてほしいと思っています。知識は活用してこそ意味があります。
ぜひ実践して、日常生活でお役立てください。
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第一回のブログはこれで終わりです。
思っていたのよりも長文になってしまいました。
第二回は「孤独を感じるHSP」です。
お楽しみにして下さいね!