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クライアントさんの許可を得て載せています。

先日、5年間NEETをしていた20代のクライアントさんを、3回のカウンセリングセッションで、バイトの面接を受けるまでサポートしました。

何か特殊なテクニックでも、無理矢理に面接に申し込ませた訳でもありません。

ただ、クライアントさんの「働きたい!」って気持ちのアクセルを強く、「怖いっ!」って気持ちのブレーキを緩めただけなんです。

「働かなきゃいけない!」なんて外から強要したって人は動かない。北風と太陽と同じように、外から強風吹き付けるよりも、太陽で暖めた方がコートを脱ぐんです。

残念ながら、カウンセラーと名乗っていても、北風のようにクライアントさんにあたり、結果が出ないと自分の腕の無さをクライアントさんに押し付けて「あなたには出来ない!」なんて呪いの言葉を投げつけるエセ・カウンセラーもいたりします。

誰もが、思い描く事は叶えられる。天使と悪魔のように「やりたい!」「無理だよ!」なんて心の葛藤があれば、それは叶えられるんです。「やりたい!」って気持ちがあれば、後はただアクセルとブレーキをコントロールするだけなんです。

1回目の面接は、残念ながら落ちてしまいました。ですが、次に向けて前向きに動き出しています。2回目の面接も申し込み、5年間のブランクを取り戻すべく学びについての意欲も湧いて来ていて、もうNEETではありません!

今回はクライアントさんのご好意で、セッションの流れと、セッション前後のクライアントさんの心の声をお伝えします。

1回目 始めてクライアントさんと会う。
    言動から働きたい気持ちが出ていた。
    アクセルとブレーキを調整するために色々と問いかける。
    セッション後に、働きたいバイトのリストアップを宿題にする。

セッション前 ・母親に言われたけど話するだけなら良いかと思ってました
セッション後 ・中学の先生に似てるなって思いました。
       ・今までの生活がガラッと変わる!と感じました。
       ・このままじゃいけない!と自分で思ってバイトを調べました。

2回目 表情が前回よりも明るい。
    宿題をちゃんとやってきて、働きたい気持ちの強さを改めて知る。
    バイトリストから1つに絞る。
    面接申し込みについて、1週間の猶予が欲しいとの事で、了承する。
    5年に比べれば、1週間はあっという間だから。

セッション前 ・働く事が現実的になってきました。
セッション後 ・バイト面接申し込みに1週間の猶予をもらって申し訳なく思いました。

3回目 バイト面接の申し込みが出来ず、落ち込んでいる。
    理由を聴いて、ネットでの評判の悪さにブレーキが強くかかったようだ。
    問いかけながらリフレームして、不安を取除く。

セッション前 ・申し込もうと思ってたバイトの批評をネットで見て不安になりました。
       ・でも、セッションを受ければどうにかなると期待感がありました。
セッション後 ・不安が薄まり、申し込みしよう!と思いました。

面接前    ・緊張したけど、それほどではなかったです。
面接後    ・手応えがあったので、バイトに向けて色々準備しました。
落選     ・手応えがあったから落ち込みました。
       ・次に向けて、何が悪かったのか知りたかったです。

あくまでも本クライアントさんの結果である事をお断りします。
でも、NEETや引きこもりしていた年数なんて関係ない!「働きたい!」「行動したい!」って気持ちが少しでもあれば、誰だって何だって出来るんだって知って欲しいと思って、クライアントさんに許可をもらって掲載しました。