ツイッターで「陰キャとパリピの違い」について話題になっていたので、「自己肯定感を高める講座」で伝えている内容で解説と対応について書いてみました。

そもそも「陰キャ」と「パリピ」とは、まあしっかりとした定義があるわけではなくて、人により色々な意味があるので、この場ではザックリと「隠キャ」は隠キャラの略でネガティブ思考、「パリピ」はパーティーピープルの略でリア充、と思ってお読み下さい。

さて、その2つを自己肯定感を高める講座の考えでいくと

陰キャ = 他者依存

パリピ = 自己選択

となります。

「私はこう思うけど、みんなが言うならそうなんだろう」
陰キャは幼少期から素直に人の話をきく人が多く、親とか先生とか友達とかメディアとかの影響を強く受けます。自分の意見よりも、それら他者の意見を重要視する傾向があります。そのため過去の経験の影響が強く、今の自己選択の影響が小さい。

「他の人がどう思うかよりも、今自分がどう思うかが大事っしょ」
パリピはその逆である人が多い。人の話は、自分以外の考えとして、話半分できく。他者の意見よりも、自分の意見を重視する。そのため過去の経験よりも、今の自分が楽しい方を選ぶ。

これを読んでいる多くの人が「自分は陰キャだわ〜」と思うでしょう。
なぜなら、多くの人が一人でいる時と、友達等の他者といる時では自己評価が変わるからです。

なぜなら自分から「パリピです!」なんて言うパリピはいません。そう言う人は、周囲にパリぴをアピールしなければいけない隠キャなんです。
中島の過去の出会いの中にも「パリピ」な人は数人いるくらいで、本人はパリピか隠キャかなんて気にしません。そんな事に興味ないんです。自分がどんなキャラなのか?なんて興味はなくて、自分がやりたい事や楽しい事にだけ興味があるんです。

学校でも職場でも仲間内でも、だれかと一緒にいる時は、周りからパリピと思われても、一人でいる時は隠キャな人が多い。
一人でいる時は、自分の嫌いな部分が出やすいものです。人前では笑顔でも、1人の時はそうじゃない。人前の笑顔の自分を、人が見ればパリピ評価になる。でも1人の時の自分を評価するのは自分だけ。

そして、素直に人の話を聞いてしまうから、自分の価値を人よりも下にしてしまっているから、親や先生や上司、テレビとかSNSとか、強い主張をする人の言葉の影響を受けすぎたりしちゃう。自分自身にラベリングしちゃう人も多い。どうせ陰キャだし、的な。

なので、自分のことを自分で決める「自己選択」な人がパリピ、人の目や意見が気になる「他者依存」が隠キャ、であり自己選択できていると言うことは「自己肯定感が高い」と言えるんです。

では、どうすれば隠キャからパリピ へ、他者依存から自己選択になれるのでしょうか?

簡単に言えば「自分のことは自分で決める」です。

でも、言うはやすく行うは難しい。

「できたらやってるよ!」
「できないから隠キャなんだよ!」

となりますよね。

なので、まずは自己選択と他者依存について知りましょう。

自己選択と他者依存はバランスであり、どちらだけが良い、なんてことはありません。
自分の気持ちと能力と、今いる環境に合わせて、自己選択と他者依存を選択していくのが社会での生き方です。

実は、人が生れながらに持っているのは自己選択です。赤ちゃんが自分の事しか考えていないように。

成長するに従って、親の言う事をきく、ルールを守ると他者依存を身に付けていきます。やりたくなくても、やらなくちゃいけない。やりたくても、我慢しなきゃいけない、と。

幼少期にどんな環境にあったか?と言うよりも、その環境をどう捉えてきたのか?と考えてください。

まあ適当にやれば良いでしょ?と思っていた人の方が、大人になってから自己選択しやすいです。
ちゃんと守らなきゃ!と真面目に守り続けてきた人は、大人になってからも他者依存のままでいることが多い。

必要なのは、新しい習慣です。
自分で自分の行動を選択する習慣。

でも人生に関わることや、職場や学校といった環境でのキャラ設定を変えるのは大変なことです。

なので、まずは誰も気がつかないような、小さな事から始めましょう。
いつもの、定番、ルーティーンを辞めて、居心地が悪い方をあえて選ぶ。

コーヒー好きなら、紅茶を選ぶ。
普段選ばないのを、あえて選ぶ。
最短の通勤ルートから、遠回りしたり。
いつもと違う料理を注文したり。
靴を履く順番を変える。
体を洗う順番を変える。
寝る前のスマホを途中でやめる。

なんでもいいんです。普段と違う事を、自分の意思で行うだけ。1日に1つのチャレンジでも、自分で選択することに、普段と違う違和感に、慣れる。

それが他者依存から自己選択への、自分のことは自分で決める」小さくて大きな一歩です。