このブログは「どん感な世界のあるき方」と題しまして、私と同じようにHSPの方や、内向的な方向けに、日々の生活を少しでも楽にするような情報をお伝えしていきます。

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どん感な世界のあるき方 その6「世界にあふれる情報は、HSPにとって呪いでしかない」

今回は「世の中にあふれている情報は非HSP向けのものであってHSP向けのものではない」についてお伝えします。

HSPの方の多くが、周りで耳にする言葉を、呪いのように受け取っています。

そもそも、世の中にあふれている言葉はHSP向けの言葉ではなく、非HSP向け(行動タイプや共感タイプ)の言葉なのです。

なので「苦しんでも仕方ないのでスルーしていきましょう」というのが今回お伝えしたいことです。 

例えば、よく学校や会社、家庭で

「もっと考えて行動しなさい」

「調子に乗ってはいけません」

「自己中になってはいけません」

「友達100人作りましょう」

「みんなで楽しくやろうね」

という言葉を耳にすることがあります。

正直、こういう言葉はHSPにとって呪いでしかありません。

 

「もっと考えて行動しなさい」という言葉の「もっと考えなさい」というのは、HSPにとってみると意味がわからないことなんです。

何でかといというと、常に考えているからです。

もちろん考えてない部分もありますが、非HSP(行動タイプ)の人からみたら、ありえないほど深く考えているのです。考えた結果としての行動になるので、そこで、もっと考えて行動しろと言われても、

「これ以上どうかんがえろと???」

「これだけかんがえてもうまくいかない、失敗してしまうのであればこれ以上考えようがないな」

と思うわけです。

であれば、「これ以上行動しない方がいいんだ」という思考になってしまうケースもよくあります。私の周りにもそういう方が多くいます。

 

他にも、

「調子に乗ってはいけない」

「自己中になってはいけない」

とかいう言葉について言えば、

そもそも、HSPの人は調子になんか乗らないんです。というか、調子になんか乗れないんです。

HSPは思考が深くて他者からどう見られているかをすごい気にするので、調子に乗れないんです。

だから、むしろHSPの人は調子に乗る必要があります。

なんでかというと、自己肯定感が低いからという言い方になるのですが、要は「自分がどういう風にやっていきたいのか?」「自分がやりたいことをやろう!」と思った時に、HSPの人は行動のブレーキ、心のブレーキがかかりやすくなります。

考えすぎてしまうので、それがブレーキになりやすくなるからです。

なので、自分に能力があったり、チャレンジしようという気持ちがあったりしても、考えすぎてしまうことによって、

「これをやるのはよくないんじゃないか」

「自分はこの程度の人間なのに、そんな人前にでていいのか」

というような葛藤で苦しむことが多いのです。

中島もその葛藤で苦しんで、ここまできています。 調子にのってはいけないという言葉で縛られて

「あぁそうか、調子に乗ってはいけないんだ」

とか思って苦しんでいくんです。

 

「自己中になってはいけません」

という言葉は、そもそも、非HSP(行動タイプ)の向けの言葉なんです。

 

HSPからみると、行動タイプの人たちの多くは本当に考えていないです。その方なりには、ちゃんと考えて行動していると思うけど、HSPから見れば考えていないに等しいくらいです。そして、前回の内容にもあったように、すぐにその言葉を忘れていきます。

つまり、非HSPの人は忘れていくから行動できるんです。

 

逆に、HSPは考えすぎてしまうがゆえに、忘れないから行動できないという特性があります。なので、そもそも、自己中になりようがないんです。

 

非HSP(行動タイプ)の多くの人たちは、自分のやりたいことをやっていくので、要は自己中ということになります。なので、「自己中になっていけない」という言葉はその人たち向けの言葉になるわけです。

 

非HSP向けの言葉をHSPの人が直接言われなかっとしても、周りで言われているのを聞いているだけで、またはその場にいるだけで、

「私も、気をつけなくちゃいけない」

「やりたいことをやってはいけないんだ」

と考えてしまい、元々やってないにも関わらず、そいう言葉でどんどん自分を縛ってしまうケースがとてもよくあります。

 

例えば他にも、

「友達とかみんなで楽しくやろうね」というのは、一番割合の多い共感タイプ向けの言葉です。

ここでは、非HSPを行動タイプ2割、HSPを思考タイプ2割とした時に残りの6割というのが共感タイプと呼んでいます。

共感タイプはみんなで行動したい人なので、その人たちにとっては、

「学校で友達100人作ろう」

「クラス全員が友達」

「けんかしても仲直りしようね」

って話になるけど、HSPからみたら、

「そもそも仲良くないし」

って話なんです。

「それに、友達100人とか意味わかんないんだけど?」

ってことなんです。

だけど、みんなで一緒にやりたいんだっていう人たちから見れば、まぁ仲良くやりたいですよねと。

それは否定するものではないんですが、

HSPからすると

そういう時に

みんなが仲良くなりたいのに

みんなで楽しくやりたいのに

みんな友達でいたいのに

 

なんで私はそう思わないんだろうかと考えて、

そういうのがダメな自分なんだ

と思ってさらに自己肯定感を下げやすくなっていくことがあります。

それで、そういう言葉を呪いと呼んでいるわけです。

 

私自身も言葉に縛られているなとすごく感じています。

他にも、幼少期とかに

親や兄弟、先生、友達から、何気なく言われた言葉が

HSPにとって、深く刺さっていることもあると思います。

もちろん向こうはもう忘れているでしょうけどね。

 

なので、

まず、言葉の意味というのは人(3タイプ:行動タイプ、共感タイプ、思考タイプ)によって違うものなんだということを知ってもらいたいです。

 

そして、ここでお伝えしたいのは、

まず、どんどん言葉の意味を書き換えていきましょうということです。

一度頭に入ってしまった言葉をなかったこと、ゼロにするということはとても難しい、というかほぼ無理だと思っているので、

それよりは、

自分の中にもっている言葉の意味を書き換えていく、アップデートしていくことこそが大切だと思っています。

 

幼少期に正しいと思っていたことは仕方がないことだと思います。

それは、そのときに必要だった価値観だったり、考え方だったりするからです。

でも、今それが、必要なのかどうか。

それで、自分が今やりたいことに対して呪いとか足かせになっているものがあるのであれば、それは今の自分がどんどん書き換えていきましょう。

アップデートしていくことが大切ですよということです。

そして、

どうリフレームするかということです。

その言葉が必要か必要じゃないのか書き出してみたり、コーチや話を聞いてくれる友人などから、言葉の意味を客観的にすりあわせていくということが大切になっていきます。

リフレームの一番大事なことはまず、「認識する」ことです。

自分が縛られている言葉というのは「今の自分にとって必要がないことなんだ」ということをまず認識してほしいなと思います。

 

それを認識することで、「じゃあ今自分にとって必要なのは何なんだろう?」っていうふうにして次への問いかけが出てきます。

過去の呪いという重い鎖を外して、HSPがHSPらしく、そして、更に次の段階へ進んでいけるように「過去の認識のアップデート」をしていきましょう。