11月30日に、「作家として生きるための学びとは?」【HSPはもっと知りたい!第5回 教育対談】と題してに木工作家の田辺工房さんをゲストにお迎えしまして対談しました。

「作家として生きるための学びとは?」【HSPはもっと知りたい!第5回 教育対談】

田辺工房さんは、木工作家として、木を加工して、きのこのモチーフや お皿等を作成・販売しています。

また、ピザカッターやツボ押しも作成し独自の世界観を追い求める永遠の厨二病です。

公式HP
https://tanabekoubou.crayonsite.info

公式Twitter
https://twitter.com/tanabekoubou

公式Instagram
https://www.instagram.com/tanabekoubou

田辺工房さんとは前から面識があり、世界で唯一のオリジナル作品である「ピザカッター」のモデルを行なったり、実際にピザが切れるのか?動画も配信しました。

【やってみた!】おじさんラジオ その2 ピザカッターは本当にピザを切れるのか?他

正直、今までのゲストの中でも、一番教育から遠い方です。

でも、だからこそ、話をしたかったし、聴いて欲しいと思いました。
生きるための学びとは、教室の中だけではないし、学歴も関係ありません。

自分の生き方もそうだし、子ども生き方もそうです。

多様性が広がった今だからこそ、雇われる、起業する以外にも、色々な生き方がある事を知って欲しくて、ゲストにお迎えしました。

「中島さん、楽しそうに話してましたね」

と視聴者の方からも言っていただいたのですが、楽しかったです!
中島が楽しんで、ゲストが楽しむ事で、視聴者の皆さんも楽しめると思っていますからね!

でも「おじさんラジオ」のようにオタク全振りでとっちらからないように、頑張りましたw

今回もラジオのように聞いて欲しくて、長尺です。
教育対談では、中島がプロとして有料で行なっている個別セッションをオープンに行なっています。
問いかけて深掘りしながら、内容をマインドマップ化して視覚的にメモしてます。
オープンなので、プライベートな部分は程々にしていますけどね。

音声でも、マインドマップのメモを見ながら早送りするのもありですので、良いようにご活用くださいね!

今回の対談を一言でまとめると「自分の力で生きるために必要なのは、成長し続ける事である」です。

対談の中で、1型糖尿病を発症したことにより入退院を繰り返して、どう生きるか?と考えた中で、「無いもはつくる」との思いから木工作家の道を歩み、苦手にしていた接客を克服して、今でも日々成長し続けているとお話いただきました。

ニーバーの祈りにあるように「自分で変えられる事は変えて、変えられない事は受け入れる」事こそが、生きるチカラだと感じました。

ニーバーの祈り

神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)
http://home.interlink.or.jp/~suno/yoshi/poetry/p_niebuhr.htm

生きていれば、困難な事は誰にでも起きます。
心が折れてしまうほどの事だっておきます。

でも、大切なのは、その後どうするのか?です。
苦しんで、立ち止まり、うずくまった後に、どう立ち上がり、どう一歩踏み出すのか?

そんな時に支えになるのが、自分の好きな事です。

田辺工房さんは「サイレントメビウス」や「カードキャプチャーさくら」がその支えになってくれたそうです。
自分の好きは、カッコ良くなくてokなんです。
昔の偉い人達の言葉ではなく、自分の中の好き、こそが支えになります。

その支えがあるからこそ、苦手な事を克服するために、踏み出せます。

田辺工房さんは、苦手だった接客を学ぶために、より苦手だった「人に教えを乞う」事を克服して、さらに大きく一歩踏み出したそうです。

「その時は、努力していません。努力したのはその後です。」

田辺工房さんにとっての努力とは、一過性のものではなく、継続して行う事に用いる言葉でした。

学んだり、相手の言動を観察して盗んだ技術を、習得するために行うのが「努力」だそうです。

このような学びは、学校では教えてくれません。
教育では、学ぶための場を作る事が大切ですから、どうしても温室になってしまいます。

でも、社会とは、自然は残酷なものです。

他者依存するだけでは、生きていけません。
自己選選択するために、自他境界線を引き直して自分を成長させ続ける事で大切です。

「家紋」の制作から始まって、きのこや皿を経て、ピザカッターへ。

今後も成長し、進化していく田辺工房さんの後ろ姿に、そんな道もあるのか!勇気付けられる人達が多いと思っています。

動画内で「またモデルやって欲しい、雪山で浴衣でピザカッターを構えて欲しい」との依頼があったので、久しぶりにやっても良いかな、と思いました。