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昨日、6年生の息子の同級生の友人と、妹が電車で泊りに来ました。今までは「電車で柏崎なんて!」と言っていたのに、友達は「オレも1人で電車で柏崎まで行く!」と今週頭に電車できて、それを見た妹も「あたしも電車で行きたい!」と。

なぜ急に変わったのか?それは子ども達の可能性が、子ども達の世界が広がったから。それを子ども達自身が理解したから。

 

息子と同級生の友人は、この夏休みに、2人で電車で東京の私の実家のまで行ってきて、帰って来た。息子は5年生の時に1人で電車で行って帰って来ているから、不安はない。そんな息子と一緒だから、未知なる事への不安があったけど、息子と2人で乗り越えて、その先にある喜びを知った、自分の可能性を知った。

 

可能性を知れば、それを試したくなる。東京まで行けたんだから、柏崎まではカンタンだ!知識だけでなく、経験したい!その思いが、その行動が、妹に伝わる。お兄ちゃんが出来るんだから、アタシだって!

 

そんな子どもの世界を広げるのには、親のお仕事だ。子どもだけで東京へ行かせるために、子どもを信じる事、手放す勇気。そのためには、子どもの未来から逆算する必要がある。

新しい事に、未知への世界に飛び込める大人になって欲しければ、その準備は小学校から始めるのがオススメだ。

中学生に入ってからでは、部活に勉強に色々な活動と時間がとれなくなるし、思春期もあって失敗を、より恐れるようになるケースが多い。それに、いきなり手放されても、巣立つ準備をせずに巣から追い出せば、子どもだって親だって落ちてしまうだろう。

 

だから、小学生の間に、色々な未知への経験という種をまく事が大切だ。それが中学生になると芽吹いていく。過去に経験しているから、喜びを知っているから、二歩目三歩目はカンタンに踏み出せて、より大きな幹となり、枝となり、生い茂る。

情報が溢れている今、多くの事を知っている子どもは多い。でも、その知識を活用し、経験から理解している子どもは少ない。

 

知っていると、わかっているは違う。子ども達は何でも知っているけど、経験が足りない。挑戦する楽しさを、知らない所に行く楽しさを経験していない子ども達は多い。

チャレンジすれば、最初は失敗する。でも、その失敗が養分となり種の芽の栄養となる。それは子どもだけでなく、親である私達も同じだ。

中学生だって高校生だって、気付いた時は遅く無い!子ども達の未来のために、その子が安心して失敗出来る、そんな種を植えて行きましょう!