新年度がスタートすると、停滞マインドセットになる人が多くなります。

「ってかさ、使えないよね」
「細かすぎて、マジ無理なんだけど」
「なんなの、アイツ」

とかとか、耳にする事があると思います。もちろん、自分で言う事や思う事もあるかもしれません。
でもそれって、相手に問題があるのではなくて、言う側に問題があるんです。

昨日のツイートですが、もう少し補足します。
と言っても、文字だけで説明するのは難しいのですが・・・

あえて言い切ってしまうと、

相手を否定するのは、自分の無能さを隠すためです。

これはもう、人として仕方ない事です。
これを完全に乗り越えると、悟りを開いた状態、と言えるんでしょうね。

そもそも、自分の価値観と相手の価値観が同じであれば、そんな事は思いません。
価値観が異なっても、お互いに相手の価値観に合わせても、そんな事は思わないですよね。

でも、お互いの価値観が異なり、自分が相手に合わせようとせずに、相手が自分の価値観に合わせようとしない時には、どうでしょうか?

「なんでやらないの!」
「フツーはやるよ!」
「当たり前だよ!」

なんて思うのが、そう思ってしまうのが人なんですよね。

でも実は、自分がそう思うかどうか、よりも「誰かがそんな話をしてるのを聞くのが辛い」人の方が多いと思います。
これはHSPだけでなく、共感タイプの人の方が辛いかもしれません。

では、そんな時はどうすれば良いか?

一番は物理的距離を取る事です。

その場から離れられるのであれば、離れましょう。
それが一番確実ですからね。

でも、職場であれ、学校であれ、家庭であれ、まあ難しいでしょう。

そんな時には、心理的距離と取りましょう。
自他境界線を引き直しましょう。

中島の本にも書きましたが、まあぶっちゃけ自他境界線を引き直すしかありません。
結局は、相手の価値観は相手のものであり、自分の価値観は自分だけのものですから。

相手にイライラするのは、相手をコントロールしたいのにコントロールできないからです。
相手の悪口を言うのは、悪口を言う以外の行動が思いつかないからです。

悪口を言っている人達は、能力が高いからではなく、能力が低いから言っているんです。
能力が高い人は、悪口なんて言う必要がありませんからね。

まずは、そこを引き直しましょう。

悪口を言う人は、スゴイ人なのではなく、スゴくない人です。
赤ちゃんが泣き喚くと、まあ煩く感じても、仕方ないと受け入れますよね。

それと同じです。

思い通りにならなくて、悲しいんだね

そう受け取りながら、心理的距離をとりましょう。
これも、自他境界線を引き直す、って事なんです。