4月17日に、新潟県長岡市産後ケアハウスねんねこ さんにて、 NPO法人Grow Upの活動として、お母さん向けの「子どもの自己肯定感を高める講座」を行いました。

 今回は、育休明けで仕事復帰されたお母さんからの依頼もあって、土曜日の開催でした。リーピーターの方も、久しぶりの方も、初めての方もいて、学びを深めるためにも色々なお母さんが参加してくれて良かったです。 今回は、コミュニケーションについて、知識→ワークして実感、の流れで、学び理解を深めていただきました。

 子育てやコミュニケーションの本では「自分が何を言うか?」についてばかり書かれています。それも、今やらなければ!のように脅迫めいた主張が多かったりしますが、実際はそうではありません。

 例えば「褒めるのは、良いのか?悪いのか?」と言った考えもありますが、どちらが良いかは、本やSNSで主張している人でも、親でもなく、目の前の子どもが決めます。

 その子が、褒められることを望み成長するのであれば、褒めた方が良いでしょう。
でも、その子が褒められることを望んでおらず成長の妨げとなるのであれば、褒めない方が良いでしょう。

 さらに、その対象は変化します。ある事は褒めて欲しいけど、ある事は褒めて欲しくない。昨日と今日でも違うでしょう。その変化に対応していく事が大切であり、決して手法が一番ではないんです。

 その変化は、子どもだけでなく、私達も同じですよね。自分がして欲しいように、されたい。それは、子どもだって同じなんです。

 相手を観察する事が大切です。

と言うのは簡単ですけど、実際に行うのは簡単ではありません。なぜなら、知識が必要だからです。人は知らない事は、認識できません。知っているから、見つける事が、気付く事ができるんです。

 その知識を学ぶだけでなく、その場でワークをして実感する事で、やっと日常でも活用できるようになるんですよね。スポーツ等の技術と同じですから、学んでも、知っているだけでは行動できなくて当たり前ですから、諦めたり卑下したりせずに、意識してできる事を継続していきましょう!

*いただいた感想の抜粋*

非常に良かった

・「ごちゃごちゃした頭がすっきるするよ!心も体も楽になるよ!」30代 女性 教育関係
ほめ方の3種類、ゴーサインストップサイン、会話の4つの目的、人は言葉でできている、言葉はその人自身ではない、を学ぶことができてとてもよかったです。シンプルに自分が「どうしたいのか!?」を考えることができ、心がラクになりました。

・「子どもにイライラした時の対処法が見つかるかもしれないよ」40代 女性 会社員
会話が難しいと思って、とても苦手意識があったが、相手が何を伝えたいのか目的や自分が伝えたい目的に少しでも意識を向けるとわからない部分が減って、会話が楽しくなるのかなと感じられました。ほめ方がわからず(他人へも自分へも)肯定感の高め方がうまくできないと思っていましたが、認めてあげる、受け止めてあげるだけでもいいんだとわかって、これなら少しずつできるのかなと実感できる方法が見つかってよかったです。

・「ちょっと夫婦の会話がうまくいくようになるかもよ」30代 女性 教育関係
会話に4つ目的があるということを初めて知りました。夫との会話がなかなかうまくいかずイライラすることが多かったのですが、私が目的を明確にしないまま話し出し、望むような反応でないことに勝手にイライラしていたのかな?と思いました。思考の言語化が苦手だったので、途中苦しくなるところも少しありました。でも、トレーニングしていこうと思えました。自分の価値観を押し付けそうになったら、冷静になって、もっと子どもや夫を承認していこうと思いました。

良かった

・「目からウロコ、当たり前にやっていたことの別の視点が見えてくる、自分と向き合えるそんな時間です」
「言葉」と「会話」と意識ないと気付けないことが沢山あるんだなぁ、と思いました。実践してゆくのは少しトレーニングが必要かもしれませんが、気付いた時、余裕のある時に少しずつやってみよう、と思います。子どもとの関わり方、気を付けて行かなきゃいけないこと、気付けた気がします。