久しぶりに3500インプレッションを超えたツイートです。
カウンセリングの基本でもあります
— 中島 征一郎@先生の先生 (@nakajimasei) May 25, 2021
私は、相手に関わる事は、全て許可をとります
相手の持ち物に、ノートやペンを動かす時も許可を取ります
相手が子どもでも大人でも、一人の人間として尊重しているから自然とそういう関わりとなりますし、相手からも信頼して貰えますよね
特別支援学級で「子ども達に関わる事には相手から許可をとる事で安心感を与えパニックを防止する」事を学びました。とのツイートに返信しました。
特別支援学級だけでなく、高齢者福祉では「ユマニチュード」という相手の立場に立って配慮する関わり方があります。
相手を尊重して、関わる。
この当たり前の事が、特別な関わり方になってしまっているのは、悲しくあります。
誰もが、自分を尊重して欲しい、と思っていますが、その思いほどには相手を尊重しない人が多いですよね。
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「相手が自分の話を聞いてくれない」
そう思った事はありませんか?
相手があなたの話を聞かないのは、相手が話を聞く必要が無いと思っているからです。
あなたがどんなに偉かったとしても、あなたの話す内容が重要だったとしても、それを話を聞くか聞かないか、決めるのは相手です。聞く側が決めるんです。
「え?そんなのおかしくない?」
と思うかもしれません。
では、あなたは、全ての人の話をちゃんと聞いていますか?
聞いていませんよね。
話す相手によって、話す内容によって、聞く時もあれば聞かない時もあると思います。
「は?だって何であんなヤツの言う事聞かなきゃいけないの?」
と思うのであれば、あなたの話を聞かない人の気持ちを理解できるって事です。
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逆に、話を聞きたい相手はいませんか?
その人がいうと「ああそうなんだな」と素直に話を聞けるような、批判も受け入れられるような人はいませんか?
その人はきっと、あなたが尊敬している人でしょう。
その人の全てを尊敬できる、と言うよりは、その人の持つ技術や経験や人格といった、ある部分について尊敬しているんだと思います。
それは、相手も同じです。
あなたが相手に話を聞いてもらいたいのであれば、相手から尊敬される必要があるんです。
恐怖でコントロールする方法もありそうですけど、でも、それは長期的にはオススメしません。
だって、あなただって、そんな事されたら嫌じゃ無いですか?
まずは、相手に敬意を持って接しましょう。
それは特別な事ではなく、自他境界線を引き直して、自分の価値観ではなく相手の価値観に寄り添いましょう、という事です。
あなたが、やられて嫌な事はやらない。という話ではありません。
決めるのはいつだって、相手です。
あなたが良かれと思った行動しても、相手の反応をちゃんと観察しましょう。
逆に、あなたにとっては嫌な事でも、相手にとっては良い事かもしれません。
相手が何を好きで、何を嫌うのか?
自分の価値観ではなく、色々な価値観を学び実践して、相手を尊重していく事で、誰もがあなたの話を聞いてくれるようになりますから。