多くの人達が実感していると思いますが、コロナ禍で社会の変化が加速しています。

それは、教育の現場も同じです。
GIGAスクールでCTが導入が加速されたり、というだけでなくて、もっと別の部分も変化しています。

先日のツイートです。

シェアのRTなので深いんですが、紹介したい記事はこちらです。

“人と比べない” 新たな学力テスト 導入広がる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210602/k10013063991000.html

ざっくり言うと、「平均点」から「過去の自分との比較」に変更しているのが大きな特徴です。

今までは、というか今でも多くの学校や自治体が取り入れているのは、平均点です。
平均点を評価の基準として平均点を用いて、クラスや学年、全国の中で、他者との比較の中で自分の位置を知る事ができます。

今後は、過去の自分との比較にシフトしていく自治体が多くなるでしょう。
他者との比較ではなく、自分と向き合うので、教える側もフィードバックしやすいのも大きいですからね。

小学生は特に、他者との比較は自己肯定感を下げる傾向が強くなりますからね。過去の自分の競走した方が、対象がより明確なので、向上してた時はもちろん、低下した時でも自己肯定感の下がり具合は平均点よりも小さくなります。

とはいえ、社会は他者との比較が不可欠です。

個人のニーズによりますが、他者と比較したい子ども達には全国平均等で競わせる選択も残して、でも基本は小学校では過去の自分との比較をしつつ、中学生2年くらいから他者との比較する割合を増やしていくのが良いかもですね。

教育とは、子ども達が社会で自分らしく生きるために必要な知識と技術を学ぶ場です。
容易に子ども達の負荷を博すのではなく、生きるチカラを育む場としていきたいものです。

と言うように、公教育も大きく変化してきています。

自分には関係ない、と思われる方がいるかもしれませんが、日本で生きている以上は子ども達の教育の影響を受けます。今は子どもでも、何年後かには社会に出て、一緒に働く事があるかもしれないし、お互いがお互いのお客さんになる可能性だってあるんです。

この世界で生きている限り、関係ない事なんてありません。
もちろん全ての情報を得ることはできませんが、アンテナを高くして色々な情報を得て、精査していきたいですね。

そうしなければ、誰かに都合よく動かされて、自分らしく生きる事ができなくなってしまいますから。