11月27日に、新潟県長岡市産後ケアハウスねんねこ さんにて、 NPO法人Grow Upの活動として、お母さん向けの「子どもの自己肯定感を高める講座」を行いました。

今回もお父さんと一緒に参加してくれたご家族がいて、「子どもの自己肯定感を高めるためには、お母さんだけでなくお父さんもご家族全員が学ぶ事で効果が高まる」と考えてますし、そうお伝えしているので嬉しかったです。

コロナ禍でオンラインの学びの場が増えて、移動時間がかからなかったりと色々なメリットがありますが、それでもやっぱりオフラインとして、時間をかけて会場で学ぶ事は大切です。特に子育て中は、家と職場の往復になりがちですので、第三の居場所と同じような葛藤を抱える人達と知り合い、子どもを専門家に任せて自分が学び対話する事で、学びだけでなくリフレッシュになるのでオススメです。

12月は12月18日の10時から「子どもの安全基地」についてお伝えしますので、気軽にご参加いただければと思います。

 NPO法人Grow Upでは、今までも「学びの場としてのサードプレイス」を作ってきました。

ビジョンである「いじめをなくして、もっと優しい世界にしていく」ために、産後うつを無くしていくために、学びとサードプレイスが一番必要なお母さん達に赤ちゃんと一緒に参加して学べる「子どもの自己肯定感を高める講座」を継続して開催できて、「産後ケアハウスねんねこ 」さんに、 NPO法人Grow Upの会員の皆様に感謝しております。

今月は「自他境界線の引き直し」と題して、HSPを軸に人の特性の違いについてお伝えしました。

親にとって一番大切な事は「自他境界線を引き直すこと」といっても過言ではないと考えています。

親になれば、自分一人の関係だけではなく、パートナーとの関係や子どもとの関係、ママ友や子どもを通して関わる人達と、人間関係が複雑になります。

もちろん、対人関係で悩みがない人もいるでしょうが、HSPや内向型の特性を強く持つ人であれば、どうしたって悩んでしまうものです。

この講座に限らず、中島の講座に参加してくれる方々はHSPの特性を持つ人が多く、今までも自分を知り相手を知ると題した講座を行ってきましたが、HSPについてもっと知りたい!との声を受けての内容でした。

HSPの定義であるDOESは、HSPだけの特性ではなく、4つのステータスのようなもので、全部敏感な方に寄せたのがHSPであり、この特性は多少の差こそあれ誰もが持っているものです。そのバランスの違いを意識すれば、相手に価値観を押し付ける事や、相手の価値観に押しつぶされる事も減らせます。

この講座で伝えたい事は「誰もが世界の捉え方が違う」という事です。それは子どもであっても親であっても友達であっても、同じです。自分か自分以外か、そこに自他境界線を引き直していきたいですね。

次回は「子どもの安全基地」についてお伝えする予定です。子育てにおいて大切な役割ですが、でも、そう簡単に慣れるものではありません。理想論だけでなく実践的な内容ですので、ぜひご参加くださいね!

*いただいた感想の抜粋*

非常に良かった

・「モヤモヤ悩んでいることが一つ一つ明確になってスッキリする!」

自分は非常に思考が深いというのに改めて気づきました。ダンナさんや友達と話をしていて感じていた違和感はこれだったのかなと感じた。それが分かっただけでもすごくスッキリしたので、この分かったことを自分の中で繰り返し感じていきたいです。次は敏感な子どもへの接し方を学びたい。

・「自分のことを知れば、子どもや相手を許せるようになりますよ!」

HSP等の特性について深く学べることができました。夫婦での関わり方について、事前に取り決めができるとより良い関係を築いていけると感じました。お父さんがもっと増える講座をやって欲しいです。

・自分の発言や行動を相手がどう受けとったカマで、今まですごく考えて悩んでしまうことがあったので、相手の責任と割り切って良いと分かりました。

良かった

・「自分を見つめ直す、自分の思考を振り返るよい機会」

主人と自分のタイプの違いや、苦手な事への折り合いの付け方を学べた。夫婦関係や仕事上の人間関係の築き方、働き方の効率化なども学びたい。

・「子どもと自分の関係を見直すために」

より実践的な自己肯定感を下げないための”私の”思考について学んだ。

・「少し楽になるかもよ、と誘いたい」

思考型という概念がなかったので、参考になった。今ままでは、この人は何を言いたいのかわからない、という事が多々あり面倒だと感じて投げ出していた。でも、知ることで理解ができるかもしれないと思うと、少し興味が沸いた。