12月18日に、新潟県長岡市産後ケアハウスねんねこ さんにて、 NPO法人Grow Upの活動として、お母さん向けの「子どもの自己肯定感を高める講座」を行いました。

 今回は「安全基地」についてお伝えしました。愛着障害で言われている言葉ですが、先月行った小学校職員研修でのスライドをベースに、お母さん向けにアレンジした内容です。

 「親だけが子どもの安全基地になるのではなく、家族やそれ以外の人達も巻き込んで、みんなで子どもの安全基地になればいい」

 今回の講座で一番お伝えしたかった事です。

どうしても「親なんだから!」とのプレッシャーをかけられ、それを言っている本人ができていない事も要求されてしまうのが、親を取り巻く環境です。

 親がどれだけ素晴らしかったとしても、親が子どもの安全基地となる事はできません。なぜなら、安全基地かどうかを決めるのは、親ではなく子どもだからです。そこを勘違いしている人達の言葉をそのまま受け止めてしまい、「私がやらなければ!」とできない事をやろうとして、自分で自分を苦しめてしまうと、産後うつや育児うつの大きな原因の一つです。

 今回は、寒波が強まった事もありキャンセルがあり、少人数でしたが、その分、お子さんの仕草を解説しながら、コーチング要素強めな講座となりました。

 次回は1月22日に開催しますので、興味ある方は、ぜひご連絡くださいね!

*いただいた感想の抜粋*

・悩みやストレスがどういうふうに自分に引っかかっているかがわかって、気持ちの整理ができました。

・安全基地を複数作る、役割を分けても良いという事を知れて良かった。

・悩みによって相談相手を変えていくということが、自分にも子どもの為にも勉強になりました。

・子どもが自分に話さずパパにだけ話すことがちょっとショックだったが、子どもの考えで判断しているとわかってスッキリしました。

・自分も一人の人に全部相談して思った反応が返ってこなくてストレスに感じることもあったので、これを意識して人に接していきたい。

・怒りの気持ちをどうコントロールしたらいいか知りたい。悩みやストレスの気持ちを、どう整理していけばいいか知りたい。