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「いいね!以外の効果的なほめ方教えてもらえませんか?」

11月9日に新潟市で「ほめ方講座」を開催しました。今配っている小冊子に書きました、もう一つのほめ方について、ワーク主体で子どもと大人が一緒になって、学びました。

内容に入る前に嬉しい言葉をいただいたので最初に!

・家に帰って子どもにいいね!って言ってたら「あ、ママそれ勉強したやつ?」と言われてます。プリキュアの塗り絵をしたり、お兄ちゃんに遊んでもらってる感じだと思っていたら、しっかり内容きいていたみたいです。

ん〜〜これです!これだから親子講座はやめられない!小学校に上がる前だって、子ども達は話を聴いているし、それを親が見て「おお!」って思う。親子で共に学ぶ、って本当にステキだし、その場を作っているのが嬉しい(o^^o

さて本題です。

講座後に「いいね!のワークはスゴい良かったんですが、それ以外の効果的なほめ方を教えてもらえませんか?まずはこれだけ!5つのほめ方!みたいなのってありますか?」との質問をいただきました。

続けて「私はほめられた事が無いので、どうほめて良いかわからないんです。」と。

 私:まったくほめていないんですか?
質問:いや、そんな事はないんですけど、いつも同じセリフで・・・
 私:であれば、良いと思いますよ〜
   さらに「いいね!」をプラスしてみて下さい♪
   評価も感謝も承認も、お子さんを受け止めて自己肯定感を高めてあげて下さいね!
   まずはやってみて、もっと学びたくなったら、言って下さいね(o^^o

と答えました。テクニックとして何も無いわけでは無いんだけど、ほめ方を教えても、逆にそれが質問してくれた方を苦しめてしまうと思って、あえて伝えなかった。

でも、落ち着いて考えると、もう少し追記したい。

・効果的なほめ方よりも、ほめポイントを増やそう!

講座の中でもやったんだけど、上手くほめよう!と思うよりも、承認を入れる事で、ほめる回数を増やした方が、子どものココロを育む事ができる。

親からの見ると「当たり前」はほめポイントじゃないかもしれない。でも、評価や感謝だけでなく、当たり前を承認する事でほめポイントを増やした方が効果的です。

・ほめるのは、子どもの自己肯定感を高めるため!

そもそも、ほめるのは何でかと言えば、自己肯定感を高めて、もっと自分を好きになってもらいたいから、自分の可能性を知って欲しいから。

だから、テクニックよりも、回数が大切だと思う。まずはね。

名著「子にかける×子にかけない」にも書かれている通り、子どもの成長に合わせて、親の関わり方は変わる、

例えばウチの息子は、何でもいいね!とか言われるのは嫌だ。悪かったり良く無かったら、ちゃんと教えて欲しい。と言ってます。

それでも、まずは、ほめよう!子どもは調子に乗ってるくらいが、丁度いい。

・ほめる事は、ほめられる事!

ほめられて育っていないから、子どもをほめられない。そう思っている親御さんは多いと思いますし、そう質問される事も多いです。

まあ、確かにそうなのかもなんですが、オレ的には「ほめられた事がない、だから、ほめられた時の気持ちがわからない。」ってのもあると思う。

例えば、自分が食べた事あるお菓子は、相手が食べても気持ちを想像出来る。でも、食べた事無いお菓子を食べた相手の気持ちを想像できますか?それは料理でも、スポーツでも、遊びでも、自分が経験したから相手の経験に共感出来る。

「ほめる」も同じ。

ほめられた事がない、だから、ほめられた時の気持ちがわからない。だったら、ほめられたらいい!って言うのはカンタンだけど、それも、まあ難しいのかもしれない。

ただ、ほめた時の相手の表情を見て下さい。評価でも感謝でも、承認でも、ほめた時の子どもの笑顔を見て下さい。その笑顔は、あなたがほめたからなんです。そして、その笑顔であなたも笑顔になる。

そう、子どもをほめる事は、自分をほめる事なんですよ♪

アンケートでいただいた感想の抜粋

・いいね!という言葉だけで、こんなに嬉しい気持ちになれるのは学びでした。今後は注意の仕方講座やボキャブラリーを増やしたい。20代女性

・話を流して聴いていても最後に「イイネ!」と肯定する事で自己肯定感ができるワークが面白かったです。大枠がわかった感じで、実践するバリエーション、具体的なものが知りたい。40代女性

・人へのほめ方など、自分の自己肯定感を高められたのでよかった。中学生男の子