「ウチの子全然意見言わないんです!
 もっと自分の考え言って欲しいのに」

 こんな相談受ける事が多いです。
だから返答も一緒。

「質問して、もし子どもが自分の考えと違う事言ったらどうします?」

 その返答もだいたい同じ

「そりゃあ注意したり怒ったりしますよ!」

「ああ、それじゃぁ自分の意見何て言えないですよね」

自分の意見を言って怒られるんなら、言わないで怒られた方がマシ、って考える。だから自分の意見何て言えない。それが習慣化すれば、中学生だから、高校生だからと意見が言えるもんでもない。

もし、自分の意見を言える子どもに育てたければ、子どもの意見を受け止める事が大切。自分の考えと違ったって、怒らずに、受け止める。

「え〜そんなのムリです!」

いえいえ、受け止めるんであって、従う必要はないんです。

「なるほど〜」
「おもしろい!」
「そっか〜」
「ん〜いいね〜」

って、まずは、言った言葉を受け止める。

そして、その後に、もう一度質問すればいい。

「他にはどんなのがある?」
「例えばこんな感じなら?」
「質問が悪かったかな?」

とかってね。

まずは、自分の意見を言った事を、受け止める。
だから次も話してくれる。
もっともっと、話してくれる。
その後に、再度質問すればいい。

「いいですね!それなら出来そうです!」

そう、何もムリな事をやる必要はない。

出来ない事をやる必要は無い。
出来る事を増やせば良い。