IMG_0166

新しい知識を学ぶ時には、既にある知識と「どうつなげるか?」が大切です。

そして、それをサポートするためには、その人の既にある知識に共感し、そのつなげ方を受け入れる事が最短距離です。

ある小学低学年とのセッション。

学習法指導の中で、現状の知識レベル確認のため、繰り上がりの足し算についてきいた。

私 :15引く7って、いくつ?

生徒:んーとね、8!

私 :正解!
   どんなふうに計算してる?
   15を10と5に分けて〜とか

生徒:うん、わけてるよ
   5は楯なんだ!

私 :ん?楯?

生徒:そう!7は攻撃で、5で防いで、2のダメージで
   残りが8!って

意味がわかるでしょうか?
その子の中では、繰り下がりの引き算は「カードゲームのダメージ計算」なんです。

実は、この質問の前に、その子と対話し、カードゲームが好きな事を聴いていました。私もカードゲームを知っているので、その子の話がわかり、信頼関係を築いていました。

だからこそ、話しくれました。

繰り下がりの引き算に限らず、知識をどうつなげるかは、十人十色。教える時の基本はあるけど、それが全てではありません。

子どもに勉強を好きになって欲しければ、その学び方に寄り添い、共感する事が大切です。
「いいね!」とほめて、学ぶ楽しさを伝えて行きましょう。