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その子に合った、学び方を見つけよう!

学校の勉強ができる子は、もちろん才能も環境もあるんだけど、ようは「自分に合った勉強法を見つけた」って事。

支援学級に通う子だって、軽度の場合であれば、その子に合った勉強法を見つけられれば、普通学級で学ぶ事が出来る。

それは特別な事じゃなくて、必要な事だと考える。
社会に出て、自分の力で生きて行くためには、義務教育で要求される教科について、学び習得するチカラが求められていると考えるから。

学校や家庭でそれば出来れば、もちろん、素晴らしいこと!でも、なかなか難しいのが現状だ。

学校は、先生1人に生徒が何人も居て、どうしたって一人一人の対応は難しい。家庭の場合であれば、お母さんお父さんが「教え方を学んでいる」必要があり、それって意図して学ぶ必要があるし、どうしてもね、血がつながってると感情的になって、イライラしちゃう事が多いから。

半年ほどウチに通ってくれている小学二年生の子。
夏休み明けくらいから、算数を通常学級へ。

その時やったのは「水のかさ」
LとdLとの概念と計算。
親御さんから依頼を受けて、指導を行った。
家では、出来なくて怒る、と。

まずは言葉で説明してみるけど、表情を見ると理解し切れていないようだ。

次に絵をかいてみた。牛乳パックのイメージと、ビーカーのイメージ。
L⇔dLは説明して、変換出来るようになった。

でも、足し算引き算が、理解し切れていない。

次に、つみきを使って、やってみる。
最初は「何個?」ってきいて、つみきを動かして理解出来るようになったら、「何dL?」ってきいてみると、ちゃんとついて来た!表情も明るいまま!

一度思考パターンが作れれば、後はつみきが無くても、足し算引き算OK!

出来なかったけど、ボク出来るじゃん!!
って経験を積み上げて行く。
もちろんね、1回の経験だけじゃ、すぐに結果は出ない。
でもね、何回もくり返し経験して、成功体験を積み上げると、自信になる!

そうやって、その子に合った学び方を身につけて行く。
耳と目と体と、全部使って、思考パターンをつくっていく。

学校の授業だけで学べる子もいるし、家庭や学習塾で学べる子もいる。
そうじゃなくてもね、その子に合った学び方を見つける場所があるんです。

ゴールは今じゃなくて、社会に出てから!
その前に、高校受験があって、小学校の勉強があるんです。