思考の筆算のススメ~日常に筆算を活かす~

 今回も、私の好きなマンガでありアニメの「ベイビーステップ」を題材に、思考を筆算する事の大切さ3回に分けてお伝えする、第3回です。

 第1回「思考を筆算するという事」
 第2回「あなたは暗算派?筆算派?」
 第3回「日常に筆算を活かす」

 今回は、思考を暗算を日常でどう活用するのかについてお伝えします。

 ネタバレですので、楽しみにされている方は、ご注意ください。

ベイビーステップ
勝木 光
週刊少年マガジン 連載中 最新刊36巻
http://www.shonenmagazine.com/smaga/babysteps

NHK Eテレにて10月3日(土)午前1時から再放送スタート!
http://www9.nhk.or.jp/anime/babysteps/

 勉強もテニスも、同じ

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 スポーツマンガには珍しく、エーちゃんは秀才タイプ。勉強で用いてた手法「ノートに書き出す」をテニスでも活用し、主人公らしい成長を遂げています。

 勉強でも、テニスでも、行動するのはエーちゃん自身。勉強は勉強、テニスはテニスとやり方を変えるのではなく、自分の得意とする手法を、新しい事でも用いる。これって、とても大切な事です。

 学生時代は「自分に合った思考法を見つける期間」だと考えています。結果を出すのが目的ではなく、結果に至るまでに、色々な手法を試して、見直して、見つけていくのが目的です。

 日常に活かすために必要な「目標」

 エーちゃんが常に持っているものに「目標」があります。マンガでの記述は無いのですが、勉強での目標は高得点をとるや学年1位や進学ではなく、「自分が美しいと思うノートを作る」を目的として、「理想と現実のギャップを埋める」のが思考を筆算する目的だと考えます。

 テニスでは、上手くなりたい→試合に勝ちたい→プロになりたい、とステップアップしてますが、常に目標があり、それに向かってノートを書いています。

 行動は、目的でも目標でもなく、手段です。

 モヤモヤした頭の中をスッキリさせたい!のも目標なようですが、それって手段です。モヤモヤをスッキリさせて、どうなりたいか?どうしたいか?に意識を向けるのが大切です。

 あなたにとってのテニスは、なんですか?
あなたが思考の筆算する理由は「目標」はなんですか?

 技術を習得するための筆算

 エーちゃんは、テニスの練習や試合での学びと気付きを、すぐにノートに書き込んでいます。テニスをする上での自分の動き、試合に勝つために相手を観察し活用するために。

 今出来る事ではなく、未来に出来るようになるために、もっと出来るようになるためには、知識と経験を行動へとつなげる必要があります。知識や経験をインプットしただけでも、つながりはします。でも、筆算して、インプットした事を一度アウトプットする事で、その知識と経験がかけ算で行動へとつながります。

 筆算するタイミングは「憶えている間」に書き出す事です。憶えている時に書き出さなければ、忘れてしまったら書き出せません。日常の何気ない事でも、学んだ知識でも、気付きや経験でも、「憶えている間に筆算」しましょう。

 いつもノートを持ち歩いて!

 エーちゃんは、いつでも筆記用具を持ち歩いています。それは、憶えている間に筆算出来るように、です。

 ノートとペンを常に持ち歩いている人は多いと思います。ノートやメモ帳やスケジュール帳書くものは何でも良いんです。何種類あっても良いんです。

 1冊のノートにまとめるのも大切ですが、それよりも、憶えている間に書けるように準備するのが大切です。職場ではノートで、移動時間はスケジュール帳で、家ではスマートフォン。何かにこだわって書けないんであれば、そのこだわりを「憶えている間に筆算する」に替えちゃいましょう!

 自分が書きたい事を、書こう!

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 エーちゃんは、ノートに何でも書きます。教わった事や、気付いた事はもちろん試合のラリーまで。多くの登場人物が、うへーと自分との違いから変わり者を見るように接しますが、そんなもんです。

 なぜなら、自分の思考は自分だけのものであり、誰かの思考ではありません。だから、他の人が見たって「わからなくて当たり前」なんです。

 それに、誰かに見せるのが目的じゃないですから。

 まずは、その日の予定を書き出そう!

 思考を筆算する!と言うとハードルが高く感じるかもしれませんが、まずは、その日の予定を書き出してみましょう!

 やるべき事や、その日の予定を書き出して、さらに持ち物等を追記して行きましょう。

 私のマインドマップ講座でも、最初に行います。

 まずは、やってみて、筆算する事の効果を実感して下さい!

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。「思考の筆算って面白そう!やってみようかな〜」って思って頂けると嬉しいです。

 残念ながら、思考の筆算方法は学校教育ではその方法は教えてくれません。もちろん教えてくれる素晴らしい先生はいますけど、やっぱり特別なんです。

 あなたが勉強で使って来た方法があれば、それを試すのも良いと思います。

 でも「思考の筆算て言われてもな~」と思われるなら、マインドマップの講座で体験して欲しいと思っています。そうすれば「なるほど!筆算スゲー!」って思ってもらいたいから。

*画像について関係者の方がいましたら、削除しますのでご連絡下さい。