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柏崎市の文化会館アルフォーレにて、映画「みんなの学校」をみました。

正直ね期待していなかったのですが、想像以上でした!
教育に携わる者として、民間だから出来る事!
いじめを無くすために、やる気アップしました!

あらすじ等は「みんなの学校」にまかせて、映画をみて感じた事です。

感じた事は大きく3つ「校長が自ら行動し指示し判断している」「1クラス20人弱の少人数」「ボランティアが多く参加している」です。

「校長が自ら行動し指示し判断している」
 特徴的だったのが、校長が自ら積極的に子ども達に関わり、行動の可否について判断し、子どもにも教員にも指示を明確に出していた。

 過去ここまで明確にトップジャッジを行う校長は見た事が無い。自分が子どもの頃、息子の小学生時代、仕事として入った学校、全てとは言わないが、責任転嫁し自己保身系の校長ばかりだったから、自ら矢面に立つ姿に驚いた。

 子どもにとっても、教員により価値基準が異なる混乱や不公平感が無くなるのは良い事だ。

 教員にとっても、1人で学級を背負うのではなく、校長自ら学校の教育方針を体現しているので、大変ではあろうけど、心を病む事は無いはずだ。

「1クラス20人弱の少人数」
 映画の中では6学年で220人との事であり、各学年2クラスだったので単純計算で20人弱。とても少ない。全校で30人の障がいの子がいるからなのかもしれないけど、私がサポートで入っていたクラスは39人と教室が机でいっぱいだったから、机を半円に配置出来る人数は、細やかな対応が出来るだろう。

 またクラスが2つであり、先生の人数も倍になるから、より子ども達に目をかけられるし、相談出来る相手が多いのは良い事だ。

「ボランティアが多く参加している」
 映画の中ではPTAという言葉が出てこなかった。が、パトレンジャー等名前がついて、子ども達と関わる大人が多い。

 私がサポートで入った学校では、何回もPTAを学校内に応援で入ってもらう事を提案していたが、受け入れられなかった。学校だけでなくPTAや地域の大人が学校に関わる事は、子どもの環境にとても良い影響がでる。

「一瞬はホンマ。その点と点をつなげるのが大切」
 もちろん色々な問題はあるだろう。校長だけでなく教員のプレッシャーはすごいと思う。でも、それでも、やりがいはあるだろう。正直、ここれ働いてみたい!って思ったほどだ。

 校長やPTAの育成が不可欠で有り、カンタンに広まるモノではないだろうけど、私の理想と思い描く学校がこの中にはあった。なんでもかんでも自由なのではなくて、規律と自由と自立と自律。障がい者と健常者(好きな言葉ではないけど)との関わりの中で、手助けをする代価として成長の機会を得ているんだろう。

 映画の中で、子どもが暴力を行い謝るシーンがあった。その時に校長が「これでうまくいけばいいんやけどな〜でも一瞬はホンマ。その点と点をつなげるのが大切」と。同じ事をくり返しているようでも、その時に謝った気持ちはウソじゃない。その気持ちをつなげていく事こそが、教育なんだろうと強く思った。