先日小学校で中島がプログラミング授業をした後の話です。
担任の先生から聞いた話で「そうそう!プログラミングを用いた国語の授業ってこういう事なんです!」と思ったので、了解をいただいたのをfacebookに投稿しものを加筆修正してブログにしました。

授業したクラスに、文章が苦手な子がいました。作文とか文章書いても間違う事があり、それを指摘するとイライラして投げ出しがちだった。

さて中島が行なったプログラミング授業では、ビジュアルプログラミング言語のビスケットを用いて、基本的な動きを教えて、その後に「書かれた文章の映像になるプログラミングを行う」の流れで、授業する前から「このプログラミング授業が読解力を高める事が目的で国語です」「中島だからできるのではなく、先生方が同じような授業をやれるようにするのも目的です」と伝えていました。

文科省発行の学習指導要領でもその手引きでも書かれているように、プログラミング技術を身につけるのが目的ではなく、プログラミング的思考を身に付けるのを目的に、国語の授業として子ども達の読解力を高めるために、プログラミングを用いた授業を考えました。

もちろん子ども達には大好評の授業でした。

中島の授業が終わって、担任の先生がプログラミングの授業をした時の話。

今までは文章が提示されてそれをプログラミングしたけど、今日は自分で考えてプログラミングした映像を、文章にして他の子に伝えよう!と話したそうです。

そんな中で、その子が作った映像を文章化したけど、合っていなかった。そのままだと伝わらない。

「それだと違うよね?」

いつもなら、指摘されるとイライラしてたのに、
でも、違ったんです

「え?あ、そうか!」

と文章を書き直したんです!、と。

こういう事なんですよ!と、とても嬉しくなりました!
プログラムを学ぶのが目的じゃない。
プログラムをどう活用するか、が大切なんです。

思考の抽象度を上げるから、プログラミングで読解力が高まる。
何も嫌なカタチのままで無理やり学習する必要なんてないんです。


大人が学ぶ時と比べて、子ども達は学習の幅は狭い。
好きなことから学べば、誰もが主体的に学ぶ事ができるんです。

国語が得意な子、算数が得意な子、走るのが得意な子、絵を書くのが得意な子がいて
プログラミングが得意な子もいる。
昔の公文のフレーズじゃないけど
プログラミングが勉強になる前に、プログラミングの楽しさを伝えたい。
プログラミングを通して、学ぶ楽しさを伝えたい。

読解力って技術を学ぶのに、何も国語である必要はありません。
自分の好きな事で、技術を学べばいいんです!

さて、次回は、なぜイライラせずにアドバイスをきけたか?です。
プログラミング授業をしたから、なんて理由ではない、もう一歩踏み込んだしくみをお伝えします