週末の「子どもの自己肯定感を高める講座」でも感想をいただいたように、安全基地は家族でなくても良いんです。

安全基地とは、愛着障害で子どもを否定せず肯定し自己肯定感を育む人の事です。それは母親であるケースもあれば父親であったり親族であったり、血縁関係がない人の場合もあります。

安全基地は、受け手が決めます。子どもが決めます。

親だから安全基地になるのではなく、その人の振る舞いと子どもの要求がマッチした時に、その人が安全基地として子どもから認定されるんです。

親側が「自分の子どものために」とどれだけ頑張っても、その子どもが求めている事でなければ、自分は承認されずに否定され続けてきた、と感じるでしょう。

大切なのは、子どもであり、受け手ですから。

家庭内のイライラの原因は、お互いに甘えているからです。
親なんだから、子どもなんだから、と価値観や感情を押し付けあっていませんか?

「なんでわかってくれ無いの!!」

と相手に嘆くのであれば、相手はあなたの安全基地ではありません。
相手が変わろうとしない限りは、相手は変わりません。それは、あなたが相手に合わせて変わら無いのと同じです。モヤモヤしたりイライラしたりを解消したければ、相手を変えようとせずに、自分だって変えようとせずに、まずは自分の乾いた心を潤す事が大切です。

「自分なんて」と卑下したり自己否定するように低い自己肯定感を受け入れて、そこから安全基地となる第三者との対話から、自分を受け入れて、一歩一歩と高めていきましょう。

今家族に安全基地となる人がいないのであれば、家族に期待せずに家族以外の人たちから探していきましょう。
それは友人かもしれ無いし、中島のようにプロの人かもしれませんし、居心地が良い人が集まる居場所だって良いんです。

できない人に依存するのではなく、できる人に依頼する。

当たり前だけど、大切な事です。